脂肪吸引は食事制限できる人向け

脂肪吸引

脂肪吸引をしても、リバウンドはします。なので、スタイルを維持管理するためには食事制限が必要です。私自身も脂肪吸引を受けていますが、油断すると、吸引部位も含めてだんだん太ってきます。脂肪吸引はラインを変えたり部分痩せには効果的ですが、食べても太らない体を手に入れることはできません。脂肪を取って捨てて、ハイめでたしめでたし、と甘くはないので、それを事前に知っておく必要があると思います。

脂肪吸引はリバウンドなし、とは美容業界のウソ

よく美容クリニックが「リバウンドなし」というキャッチフレーズで脂肪吸引を広告していますが、はっきり言ってそれは嘘だと思います。私も脂肪吸引後に太ったりダイエットしたり日常茶飯事ですし、周囲にいる脂肪吸引を受けた人たちの間でも、リバウンドするのは常識になっています。もちろん、きちんと食生活に気を付けている人であれば簡単にリバウンドすることはないと思いますが、人によっては、施術を受けたことが全く分からないくらい、完全にBefore返りしてます。

美容業界では、脂肪吸引は脂肪細胞の数を減らすからリバウンドしないんだと理由付けている場合が多いです。ですが、失われた細胞が新たに作られることはないのか?脂肪細胞の数と脂肪の蓄積率は比例するのか?そういった疑問に対して、明確な答えは判明していません。人体にはまだ未知の分野がとても多いのが事実です。分からないものに関して、「リバウンドしない」という売り文句だけですぐに飛びつくのはおすすめしません。費用も安くないし、何よりも健康できれいな体に傷をつける行為です。施術を受けてしまってから、「脂肪吸引したらもう太らないと思ってたのに!」と後悔するのは絶対に避けてほしいです。

内蔵型肥満になると、脂肪吸引してもほぼ意味がない

肥満の中でも、皮下脂肪が多いタイプと内臓脂肪が多いタイプがありますが、問題なのは内臓脂肪型肥満です。脂肪吸引では皮下脂肪を減らしますが、内臓脂肪型肥満を改善することはできません。内臓についた脂肪は臓器の働きを妨げて、代謝を落としてしまいます。また、増えすぎると様々な生活習慣病の原因になる危険な脂肪です。内臓の活動が低下して全体の代謝が落ちると、結果的にどんどん太っていきます。年を取るとダイエットしても痩せない、と語る人がいますが、そういう人は内臓脂肪型肥満の可能性があります。外見がスリムでも内臓周りに脂肪がついている、いわゆる隠れ肥満の場合もあります。

自分が内臓脂肪型肥満の傾向があるかどうかを確認する一つの目安は、血液検査です。ALTよりもASTの数値が高くなっている場合、内臓脂肪が増えていることを示しています。特に、脂肪肝やアルコール性肝障害ではASTが高くなるようです。

残念ながらお酒は内臓脂肪を増やしますので、常飲は避けた方が良いでしょう。

 

脂肪吸引しても摂食障害は治らなかった

私は以前から、痩せようとすることにストイックすぎて摂食障害になり、食べることが悪になった経緯があります。常に痩せようとする強迫観念を少しでも解消するために脂肪吸引に踏み切りましが、結論から言うと解決できませんでした。メリットもいくつかありましたが、根本解決にはならないと思います。脂肪吸引で一時的に細くなったことで、それがダイエットのモチベーションになり、続ける意欲が出るところは良かった点です。費用をかけた分、逆戻りしたくないという意識が働き、無茶食いも減りました。ですが、一日あたりの摂取エネルギーが増えると、それに比例して徐々に太りました。そして減量、それの繰り返しですね。以前は痩せようと必死でしたが、現在は太らないために日々節制という感じです。摂食障害にありがちな、食事への罪悪感や、「痩せなければ」という強迫観念は、脂肪吸引をしたからといってすぐに消去できるものではなかったです。

 

体形維持の手段でしかない

脂肪吸引や、あらゆる美容医療は、その後のメンテナンスや食生活の管理、スタイル維持をずっとしていくことが前提でなければ効果が少ないです。費用は高いのにすぐ逆戻りしたらもったいないですよね。食生活や生活習慣を変えないで、楽してダイエットという目的では脂肪吸引はおすすめしません。リバウンドを考えるとコスパが悪すぎます。あくまでも、維持管理していくための一つの選択肢の一つであって、一発ですべてを解決してくれる魔法ではありません。

脂肪吸引で痩せることを全否定はしませんが、根本解決にはならないということはぜひ心にとめていただきたいです。

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