わたしは4年以上前から湯シャン生活です。シャンプーは使っておらず、文字通りお湯だけで髪を洗う日々を続けています。シャンプーを使っていた頃よりも髪にツヤがあり、黒さが戻りました。シャンプーにより茶色っぽく脱色されていたのが本来の黒髪に戻ってとてもうれしいです。そして、湯シャンにすると、シャンプーに含まれる有害物質(石油系界面活性剤など)の経皮吸収を避けられるメリットがあります。
整髪料が残りやすいというデメリットはありますが、長めにほぐし洗いをすることで落とすことができます。
湯シャンに適した季節
もしシャンプーの使用を止めて湯シャンに切り替えるなら、季節としては夏がおすすめです。夏には空気に湿度があり、乾燥による痒みやフケを抑えることができます。反対に秋~冬は空気が乾燥していて、頭皮に痒みやフケなどのトラブルが起こりやすいので、夏に比べるとハードルが高くなります。
にがり湯シャンで保湿
湯シャンを始めたとき、どうしても乾燥が気になる場合は、にがりを使った湯シャンが保湿に効果的です。にがりの成分である「塩化マグネシウム」には高い保湿効果があり、頭皮と髪のうるおいを保ってくれます。また、臭いを除去し、育毛を促進してくれます。方法は、市販のにがり30mlくらいを洗面器でお湯に混ぜ、最初にその半分をゆっくり頭にかけ、染み込ませるようにゆっくり頭皮をマッサージします。その際に、耳の裏の皮脂などを落とします(耳の後部は臭いを発生させるため)。次に、残り半分も同じようにしてマッサージしながら髪と頭皮に浸透させます。数日続けるうちに、潤いのある元気な美髪に驚くことでしょう。
自然乾燥はNG
自然乾燥をおすすめしない理由は2つあります。1つ目は、洗った後の髪を濡れたままにしておくと、キューティクルが開いたままになり、髪が傷むことが理由です。髪を濡らすとキューティクルが開くのですが、自然には閉じることがなく、ある程度の熱を加えてから冷ますことによって閉じる性質があります。濡れたまま放置すると、開きっぱなしのキューティクルが剥がれ落ちてしまう可能性があります。一度剥がれてしまったキューティクルは再生しないと言われています。
2つ目の理由は、頭皮の常在菌が繁殖して様々な悪影響がでることです。頭皮が濡れている間に常在菌が繁殖すると、嫌な臭い・炎症・痒み・フケなどの原因になります。頭皮に炎症により、髪の成長が妨げられ、脱毛・白髪・髪が細くなるなどのリスクが上がります。
また、頭皮が濡れた状態により冷えてしまい、血流が悪化して頭皮のターンオーバーが乱れたり、栄養が滞ってしまうことで脱毛・白髪につながってしまいます。
ドライヤーのかけ方
はじめにタオルドライでしっかり水気を取ってからドライヤーを使用しましょう。髪の毛を持ち上げて風通しを良くし、根本を乾かすことを意識します。ドライヤーの風は、上から下にかけるようにしてください。キューティクルは雨傘のように上から下に向かって重なり合っているので、逆方向からかけた場合めくれてしまう可能性があります。
ドライヤーを髪から大体10cm離し、熱風が一部に集中しないように動かしながらかけていきます。最後に冷風モードにして熱を逃がすことで、しっかりキューティクルが閉じ、髪にツヤが出ます。
使用するドライヤーは、なるべく時短で乾かせて、顔面が熱くならないものを選ぶのがおすすめです。乾燥に時間がかかりすぎたり顔が熱くなってしまうレベルのものはストレスが強く、髪も傷めてしまいます。ドライヤー本体もほとんど熱くならず、短時間で快適に乾かせるものがベストです。
今年の夏、湯シャンにトライしてみるのはいかがでしょうか!?
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